NPO静岡県自然史博物館ネットワークと共催で、野鳥・植物・自然観察会を開催。家族連れや82歳男性など、県内各地から19人が参加。
オオイタヤメイゲツが、紅~黄~緑色のグラデーションで迎えてくれる。
空気が美味しい!
雲一つない青空の下、梅ヶ島温泉北側の旧歩道を安倍川の源流に向かって歩く。
ヤマブドウ。
紅と黄色のコントラストが青空に映える。
ドウダンツツジ。
ブナ。
イワシャジンが可憐に咲く。
河口では川幅数百メートルの安倍川も、源流は小さな湧き水だ。
まさに、水の有る無しの源流ポイント。
樹木と細い川、ゆっくり歩く快感、非日常の世界。
フワフワの落ち葉道。
森林浴の醍醐味。
かすかな鳥のさえずり。
せせらぎの小さな音。
ニョキニョキ突然発生する雲。
苔の上にに落ちるオオイタヤメイゲツの葉、そしてトチの葉。
鳥、、植物、自然の営みの気配。
手つかずの大自然。
コミネカエデ。
ミヤマイボタ。
安倍峠(標高1488m)で昼食。
アウトドアの食事は美味。
鯉ヶ滝(恋仇)。
街から車で1時間くらいの山間部に、貴重な大自然が密やかに存在する。
近くには、八紘嶺、山伏岳など、2000m級の山が、山梨県との間に横たわる。
道の脇には、サワギクが可憐に咲く。
リンドウも目立たないが群生している。
ミヤマクマザサも謙虚に生えている。
葉の裏に毛がない、茎に節がないスズタケもそこそこある。
笹はシカの食料となるため、この辺りでは、数十年間で激減した。
帰路、大谷崩に立ち寄る。
ヤマハンノキやオノエヤナギが生える登山道入り口。
1707年の宝永地震で崩れた。日本三大崩れのひとつ。
岩石に詳しい参加者が、泥岩の〝生痕化石〟を発見。生物の活動の痕跡が残っている。
気温11℃、青空の下、鳥、花、樹木、岩石など、自然を満喫した探鳥会だった。
観察した鳥は、ゴジュウカラ、エナガ、コガラ、ヒガラ、カケス、コゲラ、ウグイス、ジョウビタキ、ハシブトガラスなど。