曇り時々霧の蒸し暑い天候の下、静岡市と藤枝市から男女4人ずつ計8人が参加。藤枝市の初参加の男性は、野鳥の会歴31年だが、探鳥会や観察会には今回が初参加だそうだ。びっくり!これを機に、これからも沢山の探鳥会に参加してほしいものだ。
種々の花々を観察しながらなので、雨後で足場の悪い登りの登山道をゆっくり歩くこと70分、大群生地に到着。
日本とは、いやこの世のものとは思えないような幻想的な景色だ。
藤枝市から初参加の男性の指摘で、オオキツネノカミソリと判明。
図鑑で調べると、キツネノカミソリは花が締まっている感じに対して、オオキツネノカミソは少し開いている。
キツネノカミソリはオシベとメシベが短く、花を横から見ると、花びらに隠れている。これに対して、オオキツネノカミソリは、オシベとメシベが長いので、花びらから飛び出して見える。
全体に、オオキツネノカミソリの方がキツネノカミソリより大きい。
オオキツネノカミソリの花期は8月中だが、キツネノカミソリは8~9月。
ここも今日がまさに見ごろで、1週間前はまだ早く、数日後はもう遅いだろう。
斜面一面にしがみつくように咲く様は、健気さも感じる。
この山では他にもたくさんの植物を楽しむことができる。
タマアジサイ。
これから熟すミツバアケビの実。
リョウブの花。
イワタバコ。
渓流の湿った崖に生える。
ツチアケビ(?)。
ムサシアブミ。
ジュウニヒトエ。
フタリシズカ。
ハギの仲間。
ナツズイセン。
歩くと蒸し暑いが、標高745mの神社の外気温は23℃。
しかも、「龍穴」という健康増進の〝天と地のエネルギースポット〟がある。
市街地から車で数十分の山だが、別天地のようだった。
観察した鳥は、イカル、ウグイス、アオバト、ヒガラ、アカゲラ、シジュウカラ 番外:ソウシチョウ。